久々、教室話題。
AMANEの教室は面白く変化している。
私が形作りたかった空間へと向かっている感じかな。
世間の人々が固定概念で普通ピアノ教室と表現しているところは
ピアノのみを学ぶところが殆どだと思う。
だけど私が作って行きたかった場所とは、その子にしかないものを
最大限に引き出していく、そんな場所。
ピアノ以外にも音楽全般を視野に入れながら楽しむ可能性を広げてほしい。
気がつくと紙と鉛筆を出して、
「先生!今日も歌作る? 何書こうかな〜」とか
「今日は先生何か弾いて。それを聞いて絵を描くから・・・」
「歌を作ってきた」と私にちゃんと伝えられるように記録撮りしたのを見せてくれたり。
今日は太鼓やりたいと。。即興で太鼓を叩き合い、踊ったり。
一度はやめるという話まで出た子たちが、ピアノ以外で自分の特技を生かして
音楽に触れ合うと今までに見たことのない笑みがこぼれ始め、積極的に
自分と向き合うようになり、私ともお話ししてくれる。
こういう姿を見るとたまらなく愛おしくなるし、嬉しい。
もっともっとこんな感性を持った子たちが増えていくといいのになって思いながら
嬉しそうに入ってきてくれる子供達を向かい入れるのがとても楽しい。
先日も、ある生徒ちゃんが私とのゲームに負けてしまって、ふてくされ始めてしまった。
ま、まずい。。。この後どうなる事かと内心ドキドキしていたら、
「あ〜、もうムカムカする!」と白紙に「むかむか」と最初は感情を投げつけるように
書き始めた。
しかし、彼女はそんなんで終わってしまうほどの小さな感性の持ち主ではないようで。。。
始まった・・・言葉遊び 「むかむか、むかむが、むかぶた・・・・」
キタ!!
「どんどん書いて!」と何かワクワクが胸に迫ってくるのを感じながら言っていました。
「むかむか」フレーズから始まった10個くらいのフレーズが出来上がり、
これを読みながら太鼓とタンバリンで表現してみようということになり、
言葉遊びを楽しんで、踊って、私もいつの間にか年齢の差なんか超えて
音楽に没頭するもの同士として音で対話しあっていた。
ちなみにお相手の子は小1です(笑)
「楽しかった〜!!」とお互い満たされた気持ちと喜びで叫んでいました。
そして最後に「先生、歌を作るのって楽しいね!」って。
ありがとう、先生日和に尽きます
あの彼女の感じた感情は無駄ではなかったんですね。
そこから新たな自分の可能性も引き出し、素晴らしいものを産み出すこともできた。
子供に教わることは本当に多い。
これからももっともっと、子供達の心から溢れる笑顔を見られるレッスンができたら
いいな!